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亜鉛足りていますか?

亜鉛不足と不妊症、その他全身疾患との関係

人体で鉄についで含有量が多いと言われている微量元素が亜鉛です。鉄不足(貧血、低フェリチン)と不妊症の関係について日々お伝えしておりますが、この亜鉛も不妊症とは切っても切れない関係にあります。(当たり前のことなのですが、微量元素とは、どれも人が正常な生命活動を続ける上で必ず必要なものでありますので、これだけはなくても大丈夫とかそういうものではありません。どれも重要で、かつ増えすぎても減りすぎても、何らかの障害が発生するおそれがあります。特に鉄、亜鉛は人体に含まれる1番目と2番目に多い微量元素であることから、その作用は体の機能を維持するために多岐に渡っているということが容易に想像できます。)

亜鉛は、アルカリホスファターゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ、RNAおよびDNAの合成に関与する酵素など90種類を超える重要な酵素の補因子として働きます。亜鉛の吸収率は食事摂取量に直接関連しているということが示唆されており、食品亜鉛の約20~30%は体に吸収され、約2mgが貯蔵されると言われています。

さて、亜鉛不足と不妊症の関係ですが、排卵や着床に関係する多くのホルモン(エストロゲン、プロゲステロンなどの性ステロイドホルモン、甲状腺ホルモン、インスリン等)の合成や作用発現に亜鉛が不可欠とされます。また、男性の場合は精子形成や発育にも亜鉛が不可欠であり、男性の亜鉛不足は精液所見不良の原因になります。(亜鉛=セックスミネラルと呼ばれるほど、性機能に関わる重要なミネラルと言われています)また、亜鉛が不足すると不妊症以外にも以下のような症状が発生します。

  • 慢性的な疲労感
  • 免疫不全(易感染性)、創傷治癒遅延(傷の治りが悪い)
  • 味覚消失(味がわからなくなる)
  • 成長不良(特に乳幼児や小児の場合)
  • 前立腺炎
  • 月経異常、排卵異常
  • 性成熟遅延
  • 膵臓の消化酵素産生低下によるタンパク質代謝障害
  • 皮膚疾患、湿疹、皮膚炎
  • 食欲不振
  • うつ病
  • 授乳期間の乳分泌低下
  • インスリン合成低下
  • 脱毛
  • 爪の変形、変色など

亜鉛は食品の中では牡蠣、エビ、タコなどの海産物、牛肉、豚肉、レバー、ごま、納豆などに多く含まれるとされます。(牡蠣や牛肉に亜鉛が多いというのは有名です)。逆にコンビニフードやインスタントフード、ジャンクフードなどには亜鉛の含有量が少なく、一般的な現代人の食生活では亜鉛が不足しがちになります。亜鉛は意識して取らないとなかなか十分量を摂取するのが難しいとされ、亜鉛の入ったサプリメントを上手に使うのは一つの良い方法と思います。

亜鉛不足の参考になる血液検査項目の一つとして、ALP(アルカリフォスファターゼ)があります。亜鉛が不足すると、ALP低値となります。亜鉛がALPの補因子として作用するためです。つわりの時期は特に食事内容の偏りから、亜鉛不足、低ALPを呈する患者様が多いです。

亜鉛不足の解消法 ドクターズサプリメントの活用

当院では、鉄、亜鉛、その他の必須ミネラルやビタミン類が十分に満たされているかどうか?、つまり体の基礎がしっかりできているかどうかが妊活成功のポイントになると考えています。厳選されたトクターズサプリメント(医科向けサプリメント)は、食の改善や食事に対するアプローチと並んで、鉄、亜鉛などの必須ミネラル不足やビタミン不足を解消するための、有効な方法の一つになるだろうと考えており、妊娠するための体の基礎作りの方法の一つとして、ドクターズサプリメントを活用しています。 (日本ほど国民皆保険制度の発達していないアメリカでは、病気になると高額の医療費がかかることから、病気にならないための予防=予防医学という考え方が進んでおり、その一つとして医科向けサプリメントというものがあります。医科向けサプリメントは医師・薬剤師などの「医療専門家」を通してだけ入手でき、これらは健康食品店などの小売店で買うことはできません。また、アメリカの医科向けサプリメントは製造販売流通が非常に厳しい基準で管理されており、品質と高い安全性が保証されています)

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