不妊予防|検査内容 - 費用について
不妊予防
Infertility prevention
まだ予定はないけれど…今から備えよう!
不妊予防
当院はこれまで、生殖医療専門クリニックとして、数々の不妊治療を行ってきました。
赤ちゃんを欲しいと思われてなかなか妊娠しない場合にそこから不妊治療が始まりますが、中にはその道のりが長く険しいものになる方もたくさんいらっしゃいます。
そこで当院では、将来不妊症で悩まれる方をひとりでも減らしたいという思いから、この度不妊予防外来を立ち上げサービスを提供することといたしました。
特に若い患者様で、結婚の予定はまだないけど、将来の妊娠に備えて今から準備をしておきたい方、将来自分が不妊症になるリスクを少しでも減らしておきたい方など、今はまだ予定はないけれど、その時に備えておきたい患者様に不妊治療専門クリニックとして必要十分な不妊予防サービスを提供いたします。
不妊予防外来で提供するサービス内容
子宮頸がん検査(検診の場合は自由診療)
子宮頸がん検査は、妊娠希望の有無によらず20歳以降の女性では必ず定期的に受けていただきたい検査です。
これから妊活を始めようとしたときに実は子宮頸がんが見つかってしまって…ということがないように、20歳を超えたらぜひ一度受けてみて下さい。(各自治体のクーポン券をお持ちの方は使用することも可能ですが、対象となる自治体についての詳細は受付までご確認下さい)
子宮頚がん検査はこちらからオンライン予約が可能です。ご希望の方はぜひご予約下さい。
性感染症検査(保険診療+一部自由診療)
クラミジア、淋菌、トリコモナス、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVなど、SEXでうつる可能性のある病気を総称して性感染症(Sexually transmitted infections=STIs)といいます。これらの感染症は近年老若男女問わず性生活のある人たちの間で流行しており、一部は不妊症の原因として、また一部は妊娠後の母子感染や胎児への胎内感染で問題となります。性行為の経験のある方ならだれでも感染しうる感染症ですので、この機会にぜひご自身の体の状態を確認してみてはいかがでしょうか??
性感染症検査をご希望される方は当院代表電話よりご予約ください。
子宮内膜症に対する検査・治療(保険診療)
近年若年女性に増えている子宮内膜症は明らかな不妊症の原因として注目されています。一度重症化してしまうとなかなか元の状態に戻すことは出来ませんが、悪化しないように予防ができる病気です。妊娠の予定はまだ先だけど・・・将来赤ちゃんが欲しいと考えている方は、ぜひ今から低用量ピルによる子宮内膜症予防に取り組んでみませんか??
子宮内膜症ってなに?
子宮内膜症は、本来なら子宮の内側の壁を覆っている子宮内膜が、子宮の外側の部分(卵巣、卵管、子宮の壁の中など)に発生し、発育を続ける病気です。特に妊娠適齢期の20~30歳代の若い女性に多いとされています。子宮内膜は受精卵が着床して赤ちゃんが育つふかふかの布団の役目をします。排卵後2週間ほど経っても受精卵が布団までやってこない場合は、子宮内膜は子宮の壁から剥がれ落ちて出血と共に体外へ排出されます。これが生理(月経)で、女性の場合は毎月このサイクルが繰り返されます。子宮内膜症の方ではこのような生理サイクルによる子宮内膜の変化が子宮の外側や子宮の壁の中で起こるため、はがれた子宮内膜と血液が常にお腹の中など子宮以外の場所に溜まっていき、慢性的な炎症や腹痛の原因となります。また、卵巣や卵管などが周囲の内臓と癒着といってくっついたりすることにより、排卵や正常な卵管の働きが邪魔されてしまいます。これがいわゆる不妊症の原因となります。
子宮内膜症は炎症や癒着が一度ひどくなってしまうと、卵巣や卵管自体を切除しなければならない場合も出てきます。そうすると、将来結婚をしてお子さんが欲しいと思ったその時に、もはや妊娠することは難しい・・となってしまう方もいます。また、若い方でも自然妊娠ができず体外受精などの高度な不妊治療の力を必要とする場合も出てきます。そのため、将来妊娠を考える方で子宮内膜症がある方は、なるべくひどくならないようにお薬(低用量ピル)による予防が重要なのです。
様々な低用量ピルの効果について
不妊症の原因となる子宮内膜症の予防には低用量ピルの定期的な内服が有効です。
また、低用量ピルは不妊症の予防効果だけでなく、予定外の妊娠を予防する避妊効果、肌荒れやニキビの治療効果、生理不順の改善や生理痛の改善効果など、将来妊娠を希望される女性の健康を支えるための様々なメリットが期待できます。
女性が女性らしく社会で活躍するために…低用量ピルのすすめ
低用量ピルのメリットは子宮内膜症の治療と予防、すなわち将来の不妊予防にとどまらず、生理痛の緩和効果によって女性の社会進出や女性が女性らしく社会で活発に活動できることを支える効果も期待できます。女性の生理に伴う休業(いわゆる生理休暇)や生理時期の体調不良によるパフォーマンス低下はその女性ひとりの不利益にとどまらず、会社や社会全体にとっての大きな経済的損失になり得るという考え方が最近徐々に浸透してきました。低用量ピルは女性自らの意思で避妊、生理痛コントロールができるため、近年女性のセルフメディケーションの観点からも注目されています。女性が女性らしく社会で生き生きと輝き続けるために、ぜひ低用量ピルによる健康管理をご検討下さい。
※避妊用のピルを除く低用量ピルについては保険診療で提供いたします。
(受診の際は必ず保険証をご用意ください。保険証がない場合は自費診療となります)
低用量ピルによる子宮内膜症治療、不妊予防をご検討の方はこちらの一般婦人科診療のページをご確認の上、当院代表0267-67-5816までお電話による予約をお願いします。
卵子凍結保存(自由診療)
具体的な結婚の予定はまだないけど、将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存しておきたい・・、今はまだ理想のパートナーに出会えていないがその時のために卵子を保存しておきたい・・など、患者様の様々な思いにお応えするため、当院ではいわゆる社会的適応による卵子凍結保存サービスを提供しております。
社会的適応による卵子凍結保存では、体外受精の技術を用いて採卵を行い、回収された卵子をマイナス196℃の液体窒素下で保管し、理想のパートナーに巡り合えるその日まで当院で大切にお預かりいたします。
社会的適応による卵子凍結保存の対象となる方はおおむね以下に該当する方になります。
- 理想とする結婚相手に、なかなか巡り会えていない方
- キャリアアップ等の理由でしばらくの間、仕事を優先したいもしくは優先せざるを得ない状況にある方
- 親族の介護など家庭的な状況で、今すぐの妊娠・出産が難しい状況にある方
- 夫の海外赴任などの理由で、今すぐに妊娠を目的とした治療が困難な方
- その他、実施を希望される方で、学会の示すガイドラインを逸脱しない方
様々な低用量ピルの効果について
不妊症の原因となる子宮内膜症の予防には低用量ピルの定期的な内服が有効です。
また、低用量ピルは不妊症の予防効果だけでなく、予定外の妊娠を予防する避妊効果、肌荒れやニキビの治療効果、生理不順の改善や生理痛の改善効果など、将来妊娠を希望される女性の健康を支えるための様々なメリットが期待できます。
社会的適応による卵子凍結保存を希望される方はこちらのページをご確認の上、
当院代表0267-67-5816までお電話による予約をお願いします。
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自由診療案内
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患者様一人一人のための
効果的な治療をご提供
当院では約10%の方が体外受精以外の一般不妊治療(タイミング法、人工授精)で妊娠していますので、体外受精以外の方法で妊娠する可能性が高いと判断できる方には一般不妊治療をしっかり行っていきます。当院では完全オーダーメイド(自由診療の場合)による不妊治療で、患者様一人一人に合った無駄のない、効果的な治療を提供していきます。
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