禁煙のすすめ|妊娠・妊活と肌の健康を守る禁煙外来  佐久平エンゼルクリニック 生殖医療科/婦人科/女性内科|クリニックブログ

クリニックブログ

Clinic Blog

2026.11.02

不妊症

妊娠と栄養

婦人科・女性内科

検査

治療

禁煙のすすめ|妊娠・妊活と肌の健康を守る禁煙外来  佐久平エンゼルクリニック 生殖医療科/婦人科/女性内科

「妊娠に向けて、たばこをやめたい」「肌のくすみやしわが気になる」「何度も禁煙に挑戦したけれど続かない」——そんな方は、禁煙外来にご相談ください。

喫煙は、妊娠のしやすさや赤ちゃんの健康、肌の老化にも関係します。禁煙は、ご自身の健康と、これからの妊娠・出産に向けた大切な準備の一つです。

 

禁煙と妊娠・妊活の関係

妊娠を考えたら、禁煙も始めましょう

女性の喫煙は、妊娠しにくさや、流産・異所性妊娠のリスク上昇と関連しています。また、体外受精などの不妊治療の成績への悪影響も報告されています。

男性の喫煙も、精液所見や精子機能の低下との関連が報告されています。ただし、男性の妊娠させる力にどの程度影響するかについては、十分に結論が出ていない点もあります。妊活中は、パートナーと一緒に禁煙に取り組みましょう。ASRM

禁煙だけで妊娠が保証されるわけではありませんが、妊娠前から見直したい生活習慣の一つです。

妊娠が分かってからでも、禁煙する意義があります

妊娠中の喫煙は、胎児の発育不全、低出生体重、早産、胎盤の異常などのリスクを高めます。

禁煙を始める理想の時期は妊娠前ですが、妊娠が分かってからでも遅すぎることはありません。 妊娠中のどの時点でも、禁煙はお母さんと赤ちゃんの健康に役立ちます。CDC

「妊娠に気づく前に吸ってしまった」という方も、ご自身を責め続ける必要はありません。これからの禁煙について、医師に相談しましょう。

パートナーやご家族の受動喫煙対策も大切です

ご本人が吸わなくても、周囲のたばこの煙による影響には注意が必要です。パートナーや同居家族も禁煙に取り組み、家庭や車内を禁煙にするなど、妊娠中から出産後まで安心して過ごせる環境を整えましょう。CDC

美容と禁煙|肌の健康を守るために

喫煙は、しわ・くすみにつながる要因です

喫煙は肌の老化を早め、しわや、くすんで血色の悪い肌の色調と関係します。米国皮膚科学会も、早期の肌老化を防ぐ生活習慣として禁煙を勧めています。aad.org

スキンケアや紫外線対策に加えて、喫煙習慣を見直すことは、肌の健康を守るための取り組みです。

「肌のためにやめたい」という気持ちも、禁煙を始める十分な理由になります。

禁煙で、肌は必ずきれいになりますか?

禁煙後に肌の見た目が健康的になったと感じる方はいますが、変化の程度や時期には個人差があります。すでにできたしわやしみが、禁煙だけで消えるわけではありません。aad.org

即効性を期待するのではなく、喫煙による負担を減らし、長く肌の健康を守る習慣として取り組みましょう。

加熱式たばこ・電子たばこなら大丈夫?

加熱式たばこや電子たばこも、妊活・妊娠中の安全な代替品とはいえません。

加熱式たばこにはニコチンなどの有害物質が含まれています。有害物質への曝露が紙巻きたばこより少ない場合でも、安全であることを意味しません。また、禁煙を助ける効果が科学的に確立した治療法ではありません。CDC

ニコチンを含む電子たばこも、胎児の発育への影響が懸念され、妊娠中の使用は安全とはされていません。製品を切り替えている場合も、種類や使用頻度を医師に伝えてください。CDC

禁煙外来で、一人ひとりに合った取り組みを

禁煙治療では、喫煙状況や依存の程度、これまでの禁煙経験を確認し、生活に合った対策を考えます。一般的には、禁煙を続けるための行動面の支援と、適応に応じた禁煙補助薬を組み合わせます。禁煙化の取り組み |

診察時には、次のことをお伝えください。

  • たばこの種類・本数・使用年数
  • 吸いたくなる場面
  • 過去に禁煙が難しかった理由
  • 妊娠の希望、妊娠の可能性、授乳の有無
  • 治療中の病気と使用中のお薬

妊娠中・授乳中は、禁煙補助薬を自己判断で使用しないでください。 国内ではニコチンパッチ・ガムは妊婦・授乳婦に使用できません。妊娠中はカウンセリングなどによる支援を基本に、医師と相談します。日本産婦人科医会

保険適用には条件があります。使用できる薬剤、費用、受診の流れは、受診時にご確認ください。

禁煙を続けるために、今日からできること

  1. 禁煙する理由を書き出す
    「妊娠に備えたい」「肌を大切にしたい」など、ご自身の目標を言葉にしましょう。

  2. 吸いたくなる場面を知る
    食後、仕事の休憩中など、喫煙のきっかけを把握します。

  3. 代わりの行動を決める
    水を飲む、歯を磨く、深呼吸をするなど、試しやすい方法を用意します。

  4. 周囲に協力を頼む
    家族に目標を伝え、たばこや灰皿を身近に置かない環境を整えます。

  5. 途中で吸ってしまっても、相談を続ける
    きっかけを振り返り、次の対策につなげましょう。

よくある質問

Q. 妊娠を考えています。いつから禁煙すればよいですか?

妊娠前のできるだけ早い時期から始めましょう。妊娠してからでも禁煙する意義はあります。不妊治療中の方は、治療予定も含めて主治医に相談してください。CDC

Q. 本数を減らすだけでも十分ですか?

妊娠中に安全といえる喫煙本数はありません。減煙を最終目標にせず、完全な禁煙を目指しましょう。すぐにやめることが難しい場合も、相談しながら進めることが大切です。日本産婦人科医会

Q. 何度も禁煙に失敗しています。受診してもよいですか?

はい。これまでの経験は、吸いたくなる場面や必要な支援を考える手がかりになります。「今度こそやめたい」と思ったときに、ご相談ください。

佐久平エンゼルクリニックへご相談ください

妊活のために。肌の健康のために。そして、これからのご自身のために。

佐久平エンゼルクリニック 生殖医療科/婦人科/女性内科の禁煙外来で、最初の一歩を一緒に考えましょう。

 

参考文献等

[1] American Society for Reproductive Medicine. Tobacco or marijuana use and infertility: a committee opinion (2024).
https://www.asrm.org/practice-guidance/practice-committee-documents/tobacco-or-marijuana-use/

[2] Centers for Disease Control and Prevention. Health Effects of Cigarettes: Reproductive Health.
https://www.cdc.gov/tobacco/about/cigarettes-and-reproductive-health.html

[3] 日本産婦人科医会.妊娠と嗜好品(タバコ・カフェイン・アルコール).
https://www.jaog.or.jp/note/no115_2_2_1/

[4] American Academy of Dermatology. 11 ways to reduce premature skin aging.
https://www.aad.org/public/everyday-care/skin-care-secrets/anti-aging/reduce-premature-aging-skin

[5] Centers for Disease Control and Prevention. Heated Tobacco Products.
https://www.cdc.gov/tobacco/other-tobacco-products/heated-tobacco-products.html

[6] Centers for Disease Control and Prevention. E-Cigarettes and Pregnancy.
https://www.cdc.gov/maternal-infant-health/pregnancy-substance-abuse/e-cigarettes.html

[7] 日本循環器学会ほか.禁煙治療のための標準手順書.
https://www.j-circ-kinen.jp/attempt/runbook/index.html

 

その他診療

Other

  • 佐久平エンゼルクリニック the Beauty
    佐久平発ファスト美容クリニック|佐久平エンゼルクリニック
  • 孕醫生殖医療センター
    孕醫生殖医療センター
  • よくわかるNIPT・出生前診断
    よくわかるNIPT・出生前診断